ユーザーにとって良いウェブサイトとは
「ユーザー」である利用者様と「お客様」の「調和」を目指して頑張っている株式会社ノーラッドの柳です。
ユーザーがサイト上で目的を達成させるためにに大きく関係してくる内容となっていますのでぜひ最後までご覧ください
【少しだけ私の紹介】
担当はコンテンツデザインです。
ユーザーにとって良いコンテンツとは何か?
『どの様なカタチでユーザーにクライアントの強みをコンテンツを通じて表現すればよいのか』
『どのようなカタチでユーザーに体験してもらえると目的達成につながりやすいのか?』を考えています。
その過程でUI/UXにたどり着きました。
恥ずかしながらただいま猛勉強中です。
思ったように実装するにはまだまだ時間が掛かりそうですが頑張っています。
このブログでは弊社が提供する主なサービスを、『ウェブサイト制作』から『ウェブサイト設計』『解析』『改善』。等の
ウェブサイトの運営支援に方向転換する過程で学んだ内容の中で、今私が担当して取り組んでいる事から選んでブログを書いています。
UI/UX
現代のホームページ作成時に搭載するコンテンツには欠かすことができないといわれている「UI(ユーザーインターフェース)・UX(ユーザーエクスペリエンス)」です。
私が書籍などで学んだUI・UXについて、このブログで出来るだけ分かりやすくお伝えしようと考えています。
ほんの少しでも参考にしていただき、より良いホームページを制作していただくことのお手伝いになれば幸いです。
(私はこのブログを通じて皆さんにお話しすることで復習勉強になると思い頑張ってます!)
「参考書籍」についての紹介はこのあとしていますのでご是非ご確認ください。
それでは今回のお話です。
ポステルの法則
この章のタイトルには『出力は厳密に、入力には寛容に』と書かれています。
どういう意味なのか、正直この章はいまいちピンときませんでした。
ということでひとつずつ考えていきます。
まずは
出力は厳密に
この場合の『出力』というのは何でしょうか。
この参考書を読んでみると何となく理解できましたが、『出力』っていう、ちゃんとした言い方をなかなかしないので戸惑いました。
ポステルの法則は元々ネットワーク工学のガイドラインで、コンピューターネットワーク間のデータ移送を意図したものだったと書かれています。
これをユーザ体験に応用しよう。というお話です。
要は『ウェブサイトで公開している情報は正しくなければならない』ということと、
『誰でも使用し、理解できるだけでなく、その利用を妨げないモノでなければならない』といった感じでしょうか。
参考書にも書かれていますが、『デジタルインターフェースは単に使いやすいだけではだめで、可能な限り多くのユーザーにとって使いやすくなければならない』と書かれています。
“使いやすさ”という価値
この言葉は現代のウェブ環境をリアルに表していると感じます。特に『できる限り多くのユーザーに』というくだりはウェブ環境だけでなく社会全体で重要視されていますね。
2010年以降、急激にスマートフォン利用者が増加したことで、ウェブ環境も激変しました。
『多くのユーザーにとって使いやすいカタチ』というものが大きな価値を生むようになってきたのです。
2000年の前半は敏感な人や意識が高い人が主にPCを使用してウェブショッピングしていたように感じます。
2000年当時、私が手掛けていた事業でもウェブの売上げは予想をはるかに超えるほどのものでしたが、全体で考えるとまだまだリアル店舗での売上が主軸の時代です。
当時私は、ヨーロッパでブランド物のバックを買い付けて日本へ輸入し、小売店であるブランドショップへ卸販売するという事業を営んでいました。フランスの通貨がまだフランのころでした。2001年には楽天市場とヤフーショッピングに小売り販売を目的にしたECショップをオープンさせました。
ECショップである楽天店・ヤフー店での売上は予想をはるかに超えて驚くほど好調でしたが、それでもネット販売の売上げは卸販売を含んだ全体の6.5%程度でした。
また、EC利用ユーザーが使用しているデバイスのほとんどがPCで、その中でも携帯電話ユーザーの売上は1.2%程度でした。
これを聞いて『少なっ!』と思われた方がほとんどだと思いますが、当時の私が感じたのは『ケータイで10万円以上するモノを買う人がこんなに居るんかい!』でした。
人々がインターネットでモノを買うことには少し慣れてきた時代でしたがそれは好奇心の旺盛な人たちや、その周りの人の場合の話で、一般的な人たちはテレビ通販でも『なんだか不信』とちょっぴり思ってしまう時代だったと思います。
そんな時代に携帯電話(パカパカするやつ)で10万円以上するブランドバッグを買うなんて、商品を販売している私からしてもクレイジーか!って感じでした。
PCならともかく、当時の携帯電話はみなさんご存じのパカパカ携帯が主流のころです。
世界初のカメラ付き携帯電話の発売は2000年11月
ちなみに2000年11月にはシャープが世界初のカメラ付き携帯電話『J-SH04』を発売した。とネットには書かれています。
これによって携帯カメラで撮影した画像をメールに添付し、友人らに贈ることが一般的になった。なんてことも書かれていました。現在のスマートフォンの原型みたいなものですね。
画像といっても、当時の携帯電話でみる画像は小さな画面に小さな画像で表示している程度のものでした。
(今で表現するとアップルウォッチの画面で買い物する感覚です。もちろんスマートフォンの存在が無い状態で)
そんな環境でユーザーは本当に実際のモノの画像かわからないような情緒を纏ったバック画像に期待を寄せて『ポチっと』していたのです。
現在のユーザビリティとの違い
ユーザーが考えるそのころのユーザビリティとは、『画像が見える』。『ボタンを押して住所やカード情報等の必要事項を入力するだけでモノが買える』だったのではないでしょうか。
少なくとも私はそうでした、画像が見れることがバリューでした。
ユーザビリティがどうというより、本当に買えるの?ちゃんと届くの?というような基本的な仕組みの心配の方がユーザー心理を動かしていたと思います。
『実在している会社なのか?』『本当にその商品を売っているのか?』『売っていたとしてその商品は本物か』『そしてその商品は届くのか?』といった具合でした。
もちろん当時の開発者の立場ではちゃんとしたユーザビリティガイドラインは有ったと思います。ですが今のそれとはまったくと言って良いほど次元も概念も違うと思います。
その原因は業界の成熟度にあると思います。利用者が多くなれば発展しますし、より発展させるには改善が必要です。当時のユーザビリティ開発の主たる目的とその度合いは『真実性』にあったと思います。
ユーザーの『私、サギられない?』をカバーするための要素を補うために開発している状況だったと思います。
実際私たちも『ブランドもの』という、常に『ニセモノ感』漂う製品を扱っていましたので、20歳くらいの女性のお客さまから電話で質問攻めされることも何度かありました。1時間くらい説明することもありました。
それに比べて現在のユーザビリティ開発の主たる目的とその度合いは『快適性』だといえます。
『真実なのは当たり前』の時代
これはインターネット上にある全てのウェブサイトが真実性が高いと言っているのではなく、『提供するモノは真実でなければ話にならない』という意味です。
ユーザーから、情報提供者である事業者に課せられた非常に厳しいレギュレーションだと思います。
『真実性』と『快適性』、言い方は色々あると思いますが、要は『モノが良く・それを何の不便も無く手に入れられる』です。
良いものを良い気分で手に入れる、そのことでより一層気分よく過ごせる。
これがセットになっているようなウェブサイトを運営されている企業はその大小に関わらず一流だと私は思います。
また、今はできていなくてもそれを懸命に目指している実績がある企業もまた一流と呼ぶべきだと個人的には思っています。
ことばでは簡単にユーザビリティを説くことはできますが、これを実践するとなると別次元に難しいことです。
なんとなくデザインでユーザビリティが良さそうなサイトは多く存在していますが、奥行きがなくなってしまうのは必至です。
私たちも今、実践するために取り組んでいますし、このブログもその取り組み実績の一つだと思い、勇気を振り絞って書いています。
『提供する商品や企業が本物』であれば、ユーザーから課せられた二つの厳しいレギュレーションは叶えられると信じています。
この参考書には『入力は厳密に』についてもっと詳しく、わかりやすい事例で説明してくれています。
受け入れ側の心構えとはどんなものなのかが書かれています。興味を持った方はぜひ読んでみてください。
今日はここまでです。
【参考書籍についての簡単な情報】
タイトル:UXデザインの法則
著 者:jon yablonski
訳 者:相島雅樹(あいじま まさき)
磯谷拓也(いそがい たくや)
反中望(たんなか のぞむ)
松村草也(まつむら そうや)
発行所:株式会社オライリー・ジャパン
発行元・発売元:株式会社オーム社
興味が沸いた方は買って読んでみてください!
最後に
岡山県の企業様で
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今後もノーラッドのブログをよろしくお願いいたします。ありがとうございました。